◆革巻き用、革屋さんになった訳◆
アルバイトしたビリヤード場で女子プロツアーを観戦してあまりのカッコよさに
ビリヤードにどっぷりはまり、テレビと言えば明け方のショップチャンネルそんな昼夜逆転のビリヤードLIFEを送ってまいりました。
ビリヤード場で勤めをしながら、「女子プロになる!」と練習に明け暮れ3年
やっと念願のプロ2003年37期生としてプロ入りトータル7年間のプロ生活。
JPBA公式戦 優勝3回入賞多数、海外修行(台湾/フィリピン)全てやることはやりきったと、
妊娠を期にプロ引退、そして今に至ります。
そんな私がなぜ革屋さん??と思われる方もいらっしゃると思います。
私が嫁いだ先が革屋(加工所)さんだったんですww
毎日沢山の革に囲まれて、仕事をしている中
「これ革巻きにいいかも…。」 「これはぺトぺとして使えないな…。」そんな事を日々思いながら
私の頭からビリヤードがずっと離れなかったんですよね。
そして、構想から5年たった2014年「 良い革あるから使ってみない?」と一枚の革からスタート
道具にうるさい、もっともこだわりのあるプロに話した所からスタートしました。
送っては、チェックしてもらいの繰り返し テスト、圧のかけ方・秒数・シボの立たせ方
どうしたらグリップにふさわしい、手汗をすってくれる革が作れるのか試行錯誤を繰り返してようやく
たどりついたのが本物の素材で、グリップには適しているのは仕上で膜を作らない
出来るだけナチュラルにNAOLLYはそれを目標にお客様に提供しようということでした。
そして、複数の革を自主開発、自主加工、オーダーしラインナップを揃え
2015年NAOLLYはSTARTいたしました。
自分が10年以上携わってきたビリヤード業界にすこしでも役に立てる仕事がしたいんです。
ビリヤード(タップ・革巻き・キューケース)こんなに革に囲まれているのに、
実際はビリヤード業界と革業界はつながりが深いようで狭くて。
皆さんが正確な情報をしらないまま、革を巻いている事が分かりました。
”水牛だと思っていたのが、実は豚に水牛の型押しをした革だった”
”トカゲとおもっていたのが、牛にトカゲの型押しをした革だった”
実際、その職人さん・お店の方が仕入れに行った ハギレ屋さんでそう言われたのかもしれません。
※革業界では売れ残りの色んな革をバラバラでまとめて買い取ったり、問屋さんの裁断くずなどをばら売りしてる小売り店をハギレ屋さんと言います
などなど、革屋さんにきて初めて革の知識とともにビリヤード業界の革巻きの矛盾点にも気づき
ここで、私が良質な革を正確な情報で革を売ろうではないか!!と。
NAOLLYを革巻き専門店としてやること9年
そして、今。今までの革屋としてのコネクション・知識を最大限に生かして、本当にすばらしいタップを作ろうと始動し始めた2022年何度も何度も試作を繰り返し、ついに完成した2023年
みなさんの元に私たちのこだわりの結晶(NAOLLY TIP)がこの度お届けできることになりました。
これらは私にしかできない事、NAOLLYだから出来る事だと考えています。